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日本軍から与えられた‘鯨肉’、実際は朝鮮人の‘人肉’だった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.06 09:13
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日帝強制支配期に南太平洋に連行された朝鮮人が、日本軍の食人蛮行に怒って抵抗したところ、集団虐殺されたという事実が、政府の調査で初めて確認された。‘食人事件’に関する生存者の証言が出てきたことはあるが、政府レベルで事件の真相を究明したのは初めて。

「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者等支援委員会」は5日、「ミリ環礁朝鮮人抵抗事件と日本軍の弾圧真相調査報告書」を公開した。

 
朝鮮人生存者の証言と日本側の記録に基づいて作成された報告書によると、1942年初め、朝鮮人800余人は軍事施設を建設するため、南太平洋マーシャル諸島の南東端にあるミリ環礁に強制動員された。約100島からなるここは太平洋戦争当時、軍事的要衝地だった。

原住民およそ500人が住む島々に当時5000人を超える日本軍と朝鮮人が集まっていた。さらに米軍の攻撃で44年6月からは補給が断たれ、日本軍は採集や漁労で延命した。食糧難がピークを迎えていた45年初め、日本軍は‘鯨の肉’を朝鮮人に食べさせた。しかし数日後、近くの無人島で肉片がえぐりとられた朝鮮人の遺体が発見された。

数人の同僚の姿が消えたのを怪しく思った朝鮮人は、日本軍が朝鮮人の同僚を殺して自分たちに食べさせた事実を知った。怒った朝鮮人120人余りは45年2月28日、監視していた日本人7人を森の中で誘い出して殺害した。報告書はこの蜂起が食人事件のために発生したものと推定した。

その後、米軍に投降しようとしていた朝鮮人は翌日、機関銃で重武装した日本軍討伐隊に虐殺された。当時、木の上などに隠れて命が救われたのは15人ほど。この人たちの証言で事件は世間に知らされた。


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