胡錦濤主席「北朝鮮の新体制に協力」…金正恩氏世襲を承認か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.04 12:04
胡錦濤中国国家主席が「金正日総書記をトップとする北朝鮮労働党の新しい中央集体」との協力強化を闡明した。“中央集体”という表現は党総書記である胡主席を含め9人の政治局常務委員で構成された集団指導体制を連想させる表現だ。このために胡主席が言及した「労働党の新しい中央集体」は最近、党代表者会で構成された労働党政治局5人常務委員(金正日、金永南・崔永林、趙明禄、李英鎬)で構成された“集団指導体制”を念頭に置いたものと分析される。したがって胡主席が北朝鮮労働党中央集体との協力強化を強調したことは間接的に金正日国防委員長および彼の三男で最近、後継者に指名された正恩(キム・ジョンウン)氏らとの集団指導体制を承認して支援するという意を示唆したものではないかという見方を生んでいる。北朝鮮労働党政治局常務委員は当初定員が5人だったが、長期間欠員を補わず、最近まで金正日1人体制だった。胡主席は2日午前、北京の人民大会堂で崔泰福(チェ・テボク)北朝鮮労働党中央委員会秘書を団長にした北朝鮮代表団に接見した席でこのように言ったと中国官営新華社通信が報道した。
胡主席は崔秘書に会い「労働党代表者会が成功的に行われ、金正日総書記が党総書記に推戴されたことを祝う」と述べた。胡主席は続いて「労働党代表者会の成功的な開催は北朝鮮の党と人民の政治生活で大きなこと」と意を付与した。