北朝鮮、キム・ジョンウンを第2人者選出後に国連で「核脅迫」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.01 12:02
北朝鮮がまた‘瀬戸際戦術’カードを取り出した。天安(チョンアン)艦事件の責任を認めろという韓国と米国の圧力に対し、むしろ「核抑止力を強化する」と真っ向から対立した。これは、北朝鮮労働党代表者会がキム・ジョンウンを第2人者である党中央軍事委員会副委員長に座らせた直後、国際社会に表明した最初の公式立場という点で注目されている。北朝鮮が3代世襲を推進する過程で、対話よりも対決の雰囲気を醸成しようというものではないかという懸念も出ている。
北朝鮮外務省の朴吉淵(パク・キルヨン)外務次官は29日(現地時間)、国連総会の基調演説で、「米国の原子力空母がわれわれの海の周辺を航海する限り、われわれの核抑止力は決して放棄されず、むしろ強化されるだろう」と述べた。続いて「われわれの核兵器は自己防衛のための抑止力。先軍政治による強力な戦争抑止力がなかったとすれば、韓半島はすでに数十回も戦場に変わり、地域の平和と安定も破壊されていたはずだ」と主張した。