【社説】与えるより受けたことを覚えている秋夕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.19 13:32
我々は秋夕(チュソク、中秋)に何かを気にして、心配して、悩む。政界は秋夕、民心がどこに傾くのか気にする。天気、映画、テレビ番組のようにただの関心事に終わることもあるが、後遺症を残す心配のたねも多い。薄い財布、帰省・帰京の途の交通大乱、物価・株式の動きがすべて心配のたねだ。就職・結婚について知人たちに聞かれたら何と答えるかも心配だ。秋夕に海外旅行に行くか整形手術するか悩んだりする。
我々は秋夕を迎え、心配や悩みばかりではない。韓国の秋夕文化は世界化時代、多文化時代やグリーン成長時代に適応して進化している。例えば韓国に嫁いだ外国人新妻たちが秋夕を困惑せず迎えられるよう手伝ってくれるイベントを地方自治体が用意した。大邱にある大学は秋夕を迎え、世界各国から来た外国人留学生たちがソンピョン、ユンノリ、チェギチャギ、テコンドー、韓服のような韓国伝統文化要素を楽しめるイベントを用意した。
環境府と民・官協力環境運動機構であるグリーンスタートネットワークは「グリーン節句の知恵-中秋」という“環境にやさしい指針”を用意して広報している。指針に従い、秋夕当日100万世帯が使わない家電機器のプラグを抜けば 61万kWのエネルギー節減と258トンの二酸化炭素削減で松9万3036本を植えるものと同じ効果を得られる。また経済的速度で運転し、急加速・急減速を避ければ30~40%燃費改善効果で大気汚染物質を40%以上減少させることができる。