【グローバルアイ】民主党代表選に降り注ぐ不信
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.07 17:10
日本の首相を選ぶ民主党代表選が1週間後に迫った。 民主党政権の実力者である小沢一郎前幹事長と菅直人首相の戦いは40度近い日本の天気ほどに熱い。 4日、東京新宿駅前で行われた代表選候補者の街頭演説には約3万5000人の市民が集まった。 「不法政治資金疑惑を払拭できない人が首相になるのは問題」。「今の日本を救える力と推進力を持つ人物を選ぶなら小沢」。駅前広場に集まった人々の数ほど意見もさまざまだ。 駅の前を歩いていた若いカップルがしばらく立ち止まり、候補に目を向ける。 すぐに女性が男性の腕を引っ張る。 「私たちが投票するわけでもないのに、早く行きましょう」。
議員内閣制の日本は国会(衆議院)多数党の代表が首相になる。 代表選出は各政党ごとに差はあるが、国会議員と党員、支持者の投票で行われる。 このため首相が派閥の力の原理によって決まる問題点を抱えている。 各種世論調査で小沢氏の支持率は10%台にとどまり、菅首相(60%)がかなりの優勢だ。 にもかかわらず党内最大派閥を率いる小沢氏の勝利を予想する人が少なくないのはこうした理由からだ。 代表選期間が短いのも問題だ。 今回の選挙も1日の代表選日程公示から選挙日までの2週間にすぎない。 この4年間、8カ月-1年で退いた4人の首相のうち首相資質論が出なかった人はいない。