【海外コラム】民主党政権日本と米国の相性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.18 11:11
昨年、日本で1955年以来、固着した自民党独走体制を民主党が壊して政権交代が実現したことは革命的だと言える。政権交代は画期的な変化を熱望する日本国民の選択だった。これに応じて民主党は日本政治を変えるという意志に燃えている。こうした意志が実現すれば日本はまともな民主主義国家になるだろう。官僚たちが主導してきた古い政治体制も終える。
しかし期待と現実は裏腹だ。民主党に対する支持率下落を見ればすでに幻想は破れている。官僚たちの抵抗は激しい。これらを扱ったことがない民主党のミスも続いている。菅直人首相が6月、急に消費税を上げるとしたことが代表的だ。
民主党が揺らいだのは米国に過度に頼ってきた日本の民主主義の限界による。昨年、幕を閉じた保守自民党の独走体制は2次世界大戦と冷戦の産物だった。米国の支援をもらった右派政治家たちは数十年間、日本の政治を丸めこみ、左派たちは政権を取る機会を持てなかった。戦犯たちも米国の忠実な同盟者として共産主義に対立し、これらの中には後日、首相になった人も登場した。