【グローバルアイ】危険水位を超えた韓国テレビの扇情性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.10 15:01
先日、韓国に久しぶりに出張したが、夜の時間に地上波テレビを見て‘文化的衝撃’を受けた。 まだ10代半ばの女性アイドルグループの少女たちがほとんど胸やお尻が見えるような服装で、いわゆる‘セクシーダンス’を楽しそうに踊っていた。 後輩に尋ねると、「最近はみんなそうだ」という。 他のチャンネルも同じだ。 性行為を連想させる、いや、ほとんどそのまま描写するような動きや過度な露出が普通に放送されていた。 見苦しかった。
日本の1980年代の話をしてみよう。 当時の日本のテレビの扇情性は今の韓国よりもひどかった。 地上波では昼夜に関係なく女性の胸が何ともなく映し出された。 あらゆる低質、扇情的番組が乱舞した。 当時日本にいた私は「11PM」という番組の場面を覚えている。 全国のストリップダンサーを集めて、誰がもっとも色っぽく扇情的な動きを見せるかを競わせた。 また催眠術師が出演者に催眠をかけて、妙な嬌声や性行為を連想させる動作を誘導する番組もあった。 日本社会はこうしたテレビの扇情性に自然に染まっていった。 変態的退廃業者が急増し、‘セックス天国’という汚名もついた。
20年後。 日本にまた来て驚いたのはこうした番組が全く消えていた点だ。 夜中の時間帯に極めて一部の残滓が残っているが、少なくとも0時前、青少年が見る時間帯の番組で扇情性はなくなっていた。 理由は何か。