北朝鮮労働党39号室 「ブラックリスト」筆頭
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.04 09:23
米オバマ政権の対北朝鮮制裁リストが今月末の官報で公開される見込みだ。米国務省のアインホーン対北朝鮮・イラン制裁調整官は3日に韓国との協議を終えて日本を訪問し、韓米日3カ国の制裁の枠組みを形成するというのが、政府当局者の説明だ。
官報の掲載は、今月末と予想されるアインホーン調整官の中国訪問前になる可能性が高い。リストには通常武器とぜいたく品取引のほか、偽札・麻薬・偽たばこ製造取引など不法行為に関与した金正日(キム・ジョンイル)政権の核心人物と外貨稼ぎ機関が網羅されると予想される。
政府当局と専門家は、国連安保理の対北朝鮮決議1718号(06年の最初の核実験)と1874号(昨年の2度目の核実験)による制裁リスト対象と相当部分が重複する可能性が高いとみている。北朝鮮体制の特性上、労働党と軍部のごく少数の核心人物が不法行為と外貨稼ぎを主導してきたという点からだ。