【時視各角】外国の反米主義、理由も各々
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.03 17:34
親米もそうだが、反米主義も世界的な現象だ。 国際化・環境主義・移民・高齢化などと同じく、各国政府が対応策を立てなければならない問題だ。 反米主義はまず、当事者の米国にとって差し迫った課題となっている。 テロという極端な反米主義は米国の安保を脅かし、米国が主導する国際経済に悪影響を及ぼす。 米国と主要経済強国間の多国間主義(multilateralism)的な国際経済運営も阻害する。 長期的に見ると、反米主義は米国の覇権に挑戦状を投じる反米連帯の土台になる可能性がある。
こうした背景からオバマ米大統領は前任者の時代に広がった反米の火を消すために苦労してきた。 オバマ大統領は昨年4月、欧州を訪問し、「米国は変化しているので欧州も反米主義を捨ててほしい」と欧州人に訴えた。 2カ月後には「カイロ演説」で米国とイスラム圏の和解を図った。 オバマ大統領の努力は半分の成功を収めただけだ。