【時論】終わりのない地雷事故と安保災害
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.03 15:10
先月30日、江華島(カンファド)注文島の海浜で釣り人が地雷を発見して申告した。 韓国軍が捜索してみると、北朝鮮製の木箱地雷が16発も見つかった。 2日後には漣川(ヨンチョン)の臨津江(イムジンガン)支流・沙尾(サミ)川で釣りをしていた住民が2発の木箱地雷を発見、これを拾って持っていた際に爆発し、1人が死亡、1人が重傷を負った。 軍が臨津江(イムジンガン)地域を捜索した結果、木箱地雷が計66発も見つかり、民間人出入統制線(民統線)地域の住民に注意を呼びかけたという。
当初の木箱地雷に関するメディア報道を見ると、理解できない部分がある。 木箱地雷の諸元を説明しながら、木箱地雷はふたを開けた瞬間、爆発すると伝えた。 数年前、映画で地雷を踏んだ北朝鮮兵士を韓国兵士が助ける場面が出て、映画会社に抗議したことがある。 地雷の性能を映画のストーリーに合わせて歪曲させたのだ。 現存するすべての地雷は踏んだ瞬間に爆発し、人を殺傷する。 北朝鮮が使用する地雷も例外なく踏んだ瞬間に爆発するが、特に木箱地雷は1キロ程度の重みが加わっても爆発する高性能の地雷だ。 したがって民間人が木箱地雷を単なる木箱だと思って触ったり拾い上げることは自殺行為と変わらない。