韓相烈牧師「李大統領が天安艦殺人の元凶」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.23 10:10
政府の承認なく無断で北朝鮮を訪問した韓相烈(ハン・サンリョル)韓国進歩連帯常任顧問(牧師、60)が先月22日、平壌(ピョンヤン)で李明博(イ・ミョンバク)大統領を露骨に非難し、金正日(キム・ジョンイル)を称賛する記者会見を行ったことが明らかになった。
朝鮮中央通信によると、韓顧問は先月22日、人民文化宮殿で北朝鮮報道機関と平壌駐在特派員を相手に記者会見を行い、「天安(チョンアン)艦沈没事件は李明博式嘘の決定版」とし「6.15共同宣言を破綻させた韓米軍事訓練などで緊張を高めてきた李明博こそが天安艦の犠牲者を出した殺人の元凶だ」と主張した。韓顧問は「この事件は韓米日同盟で自国の主導権を維持しようとする米国と、選挙に利用しようと考えた李明博の合同詐欺劇としか考えられない」と述べた。
韓顧問は「‘将来統一は自由民主主義体制でするのが望ましい’という南側政府の立場は一言で吸収統一をしようという計算」と述べた。また「金正日国防委員長が金大中(キム・デジュン)大統領と空港で熱く手を握り合って抱擁する姿が今でもはっきりと目に焼きついている」とし「南側の同胞は金正日国防委員長の姿勢と豊かなユーモア、知恵と決断力、明るい笑顔に深い印象を受けた」と述べた。韓顧問は「8月15日に板門店を通って帰還する」と明らかにした。