【社説】「韓国の学生ならば韓国史は必ず習うべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.13 12:00
国内の高校を卒業し、9月に米国東部の名門大学に入学するパクさん(19)さんは、入試を準備しながら「米国史」AP(大学科目先履修)科目を受けた。米国史の成績が入試に反映されることを念頭に置いてのことだ。米国の高校生には米国史の履修が事実上必須だ。各州によって差はあるが、ほとんどの大学が米国史履修卒業単位を要求している。220年余りの短い年輪を持つ米国の歴史教育の実情を見せている断面だ。
半万年の悠久な歴史を誇る韓国の歴史教育はどうか。度が過ぎるほど軽視されているといっても過言ではない。来年から高校生は韓国史を習わなくても卒業はもちろん、大学に進学できる。新しい教育課程である「2009改正教育課程」が施行され、必須だった韓国史の科目が選択科目に変更されるからだ。韓国史が選択科目になれば、歴史科目の特性上、授業の負担が大きいという理由で、学校と学生が選択を避けるのは明らかだ。歴史教育が深刻に委縮するだろう。