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中国が安保理で力を誇示した日…米空母が動いた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.10 09:43
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中国の反発で…安保理議長声明に「北朝鮮」明示できず

国連安全保障理事会が9日(現地時間)、韓国海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」攻撃を糾弾する議長声明を採択した。安保理はこの日、15理事国全体会議を開き、前日「P5+2(5常任理事国と韓国・日本)」が合意した草案を全会一致で通過させた。

 
11項目からなる声明は、まず「天安」沈没を「攻撃(attack)」によるものと指摘、これを「慨嘆する」とし「これはこの地域内外の平和と安全を危険にするものだ」と規定した。続いて「北朝鮮が天安沈没の責任があるという結論を出した韓国主導の5カ国‘軍・民合同調査団’の調査結果に照らして深い憂慮を表明する」と強調した。

中国・ロシアは当初、「天安」沈没が攻撃によるものだという表現と北朝鮮を犯人だとする韓国合調団調査結果の言及に反対していた。ただ、声明には「天安」を攻撃した当事者が北朝鮮という表現は入らなかった。

また「今回の事件と関係がないという北朝鮮の反応、そしてその他の関連国の反応にも留意する」という但書を付けた。これは北朝鮮の立場を考慮した中国・ロシアの主張が反映されたものと分析される。

しかし安保理は「結論的に天安艦沈没を招いた攻撃を糾弾する(condemn)」とし、「天安」沈没が座礁や内部爆発によるものではないという事実を確認した。

安保理は責任者の処罰と再発防止措置にも言及した。声明書4項で安保理は「国連憲章およびその他のすべての国際法規定に基づき、この問題の平和的解決のために今回の事件責任者に対して適切かつ平和的な措置を取ること」を求めた。

政府は国連安保理が「天安」事件に関する議長声明を出したことについて、「国際社会が団結した声で北朝鮮の天安艦攻撃を糾弾し、韓国に対する追加挑発防止の重要性を強調したという点で大きな意味があると評価する」と明らかにした。

政府は金英善(キム・ヨンソン)外交部報道官名義の声明で「北朝鮮が安保理議長声明の精神を尊重し、天安艦挑発事態についてはっきりと率直に過ちを認め、謝罪し、国際社会の前で責任ある姿勢を見せることを促す」と述べた。

中国の反発も…「米空母は韓米訓練参加する見込み」



韓米西海(ソヘ、黄海)連合海上訓練に参加すると予想される米国第7艦隊所属の空母「ジョージ・ワシントン」が9日午前9時43分、日本神奈川県横須賀基地を出発した。

「ジョージ・ワシントン」が寄港している横須賀市庁(米海軍)基地対策課の関係者は「この日午前、ジョージ・ワシントンが港を出発したことは確認した」と述べた。横須賀市は米原子力空母空母「ジョージ・ワシントン」の核物質漏出懸念のために「ジョージ・ワシントン」動向把握を担当する部署を運営している。

共同通信は米軍関係者の話を引用し、この日横須賀を出港した「ジョージ・ワシントン」が、西海で実施する予定の韓米連合海上訓練に参加した後、太平洋西部で数カ月間にわたり警戒任務を遂行する計画だと報じた。

時事通信も、米軍関係者から「行先地は明らかにできないが出港したのは事実」という確認を受けた、と報じた。時事通信は、「ジョージ・ワシントン」が韓米連合海上訓練に参加するために出港したとみられる、と伝えた。

しかし元泰載(ウォン・テジェ)国防部報道官はこうした報道と関連し、「西海上での韓米連合海上訓練はまだ日程が決まっていない。来週の韓米協議を経て、日程や訓練の性格などが決定されると把握している」と述べた。

一方、シャープ在韓米軍司令官は9日、ソウル市内のホテルで開かれた東アジア研究院主催の昼食講演で、西海韓米連合海上訓練について「すべての国は敵対勢力に対応して軍事訓練をする権利がある。米国と韓国は毎年このような形態の訓練をしている」と述べた。これは最近の中国側の反対表明にもかかわらず、訓練を実施する方針であることを示唆するものであり、注目される。

これに先立ち中国外務省の秦剛副報道局長は8日、西海での韓米連合海上訓練に反対すると公式宣言した。中国人民解放軍は特に作戦半径が600-700キロの「ジョージ・ワシントン」など空母戦闘団の影響力が北京はもちろん東北3省にまで及ぶという点を懸念していると伝えられた。

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