【噴水台】戦争とサッカー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.04 13:30
南アフリカ共和国で開かれている2010ワールドカップ8強にはブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイなど南米国家が4チームも残った。南米代表5カ国の中でチリを除いた4カ国が8強まで残ったことも驚きだが、これら4カ国が100前は数十万の犠牲者を生んだ戦争の遺産を共有しているというのがまた驚きだ。
1864年「南米のナポレオン」を自任したパラグアイの独裁者フランシスコ・ソラノ・ロペスはウルグアイ内政に干渉し、ブラジルと対立をもたらし、結局パラグアイの先制攻撃で戦争が始まった。万全な用意をしていたパラグアイ軍は開戦初め、ブラジルの南部2州を占領して勢いをあげるが、ロペス政権の外交不在で戦争はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの三国同盟とパラグアイの3対1の争いに広がった。