【社説】スウェーデン式育児休暇から低出産解決法を見いだそう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.02 15:00
スウェーデンの男性は10人に8人以上が育児休職を使う。平均3カ月程度だが、6カ月以上使う人も10%に近い。‘バイキングの後裔’がもともと子どもの養育に熱心だったのではない。1974年に父も育児休暇を取れるように制度が導入されたが、申請者の数は極めて少なかった。しかし95年、休職期間13カ月のうち1カ月は必ず父が使ってこそ育児手当を受けられるよう制度を改めたのが起爆剤になった。社会的な反響が大きく、02年には父の役割を2カ月に増やした。
スウェーデンの破格的実験は低出産・高齢化による労働力不足がきっかけだった。女性人材の活用が解決法に浮上したが、子どもの養育が障害になった。家庭で男女が養育の負担を同等に負ってこそ問題が解決すると判断し、政府が各界の反対の中で推進したのだ。その結果、現在スウェーデンは出産率も、女性の経済活動参加率も、先進国の中で飛び抜けて高い。