「リアルな映像、簡単な操作、ゲーム市場を奪還する」…任天堂社長(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.22 17:48
任天堂は09年、20兆ウォンの売上高、5兆ウォンを超える利益を出した。 しかし昨年は売上高16兆ウォン、利益は3兆ウォンに減った。 Wiiと任天堂DSの販売が停滞したからだ。 こうした状況で出した新製品が3DSだ。 奇想天外な新技術を適用したわけでもない。 眼鏡をかけずに立体画面を見られる技術はすでに出ている。 しかし眼鏡をかける方式に比べて画質が落ち、少し頭を動かすだけで立体感が感じれないという短所がある。 このためテレビやパソコン用モニターのような大型ディスプレー機器にはこの方式が適用されていない。
しかし岩田社長はこの技術を携帯用ゲーム機に適用し、完全に新しい世界を開いた。 スライドで立体感の強度を調節できる機能を付けた。 移動中に立体映像を見るのが難しかったり、目が疲れた時は立体映像を消せるように配慮したのだ。 観覧客の反応から、今回も岩田社長は正しい道を選択したと頷くしかなかった。 岩田社長は「技術は道具にすぎない。 もっと重要なのはどのように実際に具現するかという部分」という自分の哲学を立派に現実化した。 3DS発表後、「任天堂危機説」は「さすが任天堂」という感嘆に変わった。