【コラム】上海万博の朝鮮館(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.22 16:57
中国人観覧客2人が朝鮮館が出ながらぶつぶつ言っている。 記念品を買う私の姿を見ていた20代前半だ。 「没意思(くだらない)」と話している。 嘲笑している。 同じ民族として苦い思いだ。 出口の方にデザイン性のない宣伝広告がある。 「朝鮮料理、本場の味…上海平壌高麗館」とハングルと中国語で書かれていた。 その下に「美しい平壌の娘たちの公演があります」とあった。
朝鮮館の外ではさっきの中国人の若者が休んでいた。 話しかけてみた。 「北朝鮮はミサイルも発射し、核実験もしたことを知っているか」と尋ねた。 薄笑いしている。 上海復旦大学に通っているという。 しかしすぐに真面目な表情になった。 「朝鮮と中国は親しい。 だから公式的に尋ねられると朝鮮館について友好的に答える。 しかし正直に言うと本当に退屈だ(真無聊)」。その瞬間、強盛大国のイメージは歪む。