「ナイジェリア戦でも引き分けを狙ったり、１ゴールを入れて守りに入れば韓国は予選で敗退するだろう。中盤での強いプレス、速いパス、空間の支配など‘韓国サッカー’をすることを望む」。

トルコ代表チームのヒディンク監督が韓国サッカーに苦言を呈したという内容がインターネットを熱くしている。２０日午前、国内の欧州サッカー専門サイトに「ヒディンク・フットボール・インターナショナル・インタビュー、韓国vsアルゼンチン戦評価」という見出しの記事が掲載された。この記事は、ヒディンク監督が１８日、オランダサッカー専門誌「フットボールインターナショナル」とのインタビューで、アルゼンチン戦での韓国の戦術を酷評した、と紹介した。

この内容は一部の放送とインターネットを通して急速に広がった。この記事によると、ヒディンク監督は「韓国はサッカーでなく野球をした。守備に固執し、アルゼンチンの攻撃が終わることだけを待っていた」と述べたという。続いて「勝つという意志が全くなかった。闘争心はコーチ陣が作っていくべきだが、ギリシャ戦の勝利の後、コーチ陣は選手たちに何をしたのか」とし「韓国代表の長所は中盤の強いプレスと空間を守って活用することだ。アルゼンチンの選手にくっついて走り回るのではなく相手が狙う空間を守るべきだった。コーチ陣がアルゼンチンの地域予選をビデオで見たのか疑わしい」と話した、と伝えている。

しかし確認の結果、この内容は国内のネットユーザーによって捏造されたものであることが明らかになった。中央日報の記者と電話をしたオランダのフットボールインターナショナルの関係者は「私たちはこういう記事を書いたことはない。初耳だ。ヒディンク監督とのインタビューは１年前にしたのが最後」と明らかにした。２１日現在、フットボールインターナショナルサイトにもヒディンク監督の関連記事は掲載されていない。また、ヒディンク監督が話したと見るには表現があまりにもきつくて直接的だ。

ヒディンク監督の国内代理人である（株）ＧＨＦＣ（ヒディンクサッカーセンター）ノ・ジェホ代表も「ヒディンク監督は韓国代表と許丁茂（ホ・ジョンム）監督に対する愛情が格別だ。代表チームに役立つ情報と助言をするが、極端な表現で批判をすることはない」と述べた。


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