被疑者を拷問した警察、証拠隠滅か…監視カメラの一部削除
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.21 17:06
ソウル南部地検は20日、特殊窃盗など疑いで20人を拷問したとされるソウル陽川警察署の警察官5人を被疑者身分として召喚し追及した。警察官たちは「拷問や過酷行為に値する暴行はしなかった」と容疑を否認した。これらは「一部、物理的行為があっても被疑者たちが抵抗したり自害をすることを阻むための避けられない措置だった」と解明した。しかし検察は早ければ21日、汚職暴行などの疑いでこれらに対し、逮捕状を請求する方針だ。
16日、国家人権委員会の発表で、公開された陽川警察署被疑者拷問疑惑事件の実体が明らかになっている。人権委の調査が進行される過程で、別途の内査をしてきたソウル南部地検の捜査が成果をおさめているからだ。検察は人権委発表以前である4月7日、陽川警察署のCCTVハードディスクを押収して調査をしてきた。しかし検察が確保したCCTVの証拠は極めて一部分であることがわかった。陳情を申し立てた被害者たちが過酷行為にあったと主張した3月9日から4月2日まで25日間のCCTV画面には何の内容も録画されていなかったからだ。