鯨肉求める人が増えて価格上昇…不法捕獲も後を絶たず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.21 16:27
21日アフリカ・モロッコでは第62回国際捕鯨委員会(IWC)が行われる。今回の会議では1986年以後に禁止された商業的捕鯨をまた許容するのかを集中論議する。国際的に捕鯨許容論難が加熱するとIWC議長は今後の10年間、制限的捕鯨許容を妥協案として出している。国内では農林水産食品部が昨年から捕鯨許容について検討してきたが、11月の主要20カ国(G20)首脳会議を控えて国際的非難を懸念した外交通商部の反対にたじろいた状態だ。政府があいまいな立場である間、鯨肉需要は増えており、不法捕獲も増えている。
海洋警察庁によれば国内沿岸で混獲されたクジラは最近3年(2007~2009年)間で1980頭、年間660頭だ。2000年代の初めは年間平均300頭程度だったのに比べれば2倍以上に増えた。