韓日3Dテレビ競争、W杯より激しく(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.10 15:27
アップルと三星(サムスン)電子のスマートフォン戦争に加え、もう一つの「産業戦争」が世界電子業界で繰り広げられる。 浮上する3D(3次元)テレビ市場をめぐる韓日戦だ。 ソニーは南アフリカワールドカップ(W杯)サッカー開幕を翌日に控えた10日、日本で大規模な行事とともに「3D BRAVIA LCDテレビ」を発売する。 米国やヨーロッパなど先進市場にも近く上陸する。 昨年末の米国空想科学映画「アバター」が3D技術とコンテンツへの関心を呼び起こしたとすれば、11日に開幕する南アフリカW杯は3Dテレビの家庭市場攻略の開幕戦といえる。
上半期は韓国企業の独壇場だった。 三星電子が2月にフルHD(超高画質)3DLED(発光ダイオード)テレビを出すと、LG電子は3月にLED電球をさらに細かくした直下型フルLED3Dテレビを出して応酬した。 LGは先月、200万ウォン台の普及型3Dテレビを出し、三星は990万ウォン台のプレミアムフルHDテレビを出した。 伝統的なテレビ名家の日本家電業界は、「アバター」制作に投資したパナソニックが3D PDP(プラズマディスプレーパネル)テレビを出した程度だ。 しかし3D技術でリードするソニーの意気込みは大変なものだ。 液晶画面(LCD)など薄型テレビ市場で韓国に追い越されたソニーだが、3Dテレビの主導権は譲らない考えだ。 情報技術(IT)市場調査会社インスタットによると、3Dテレビ市場は今年から急成長し、2014年には販売台数が5000万台を超え、薄型テレビ市場の20%を占める見込みだ。
#韓国は製品群が強み