「コリアンスクール」出身初の日本大使来る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.09 10:40
在韓日本大使に武藤正敏駐クウェート大使(61)が内定されたと読売新聞が8日、報道した。日本政府は15日、閣僚会議で重家俊範現韓日本大使の後任を最終的に定める方針だ。
武藤大使は「コリアンスクール」の父と呼ばれる。彼は初任事務官時代、韓国研修を通じて韓国語と韓国文化を学んだ。今も韓国語会話がうまい。彼は外務省で東北アジア課長(1991~93年)を経たが、主要局長は歴任できなかった。外務省関係者は「外務省は主要補職に特定専門家より業務をあまねく経験した“ジェネラリスト”を起用するのが慣例」とし「こんな面に映してみるとき、コリアンスクール出身に韓国外交の現場司令塔を任せることは初めてのケース」と話した。読売紙は「今までは外務省局長を務めた幹部たちが在韓大使に任命されてきたが、民主党政権が新しい試みをしている」と伝えた。しかし同新聞は「武藤大使は韓国大使館に3回勤務し、北東アジア課長も歴任し、韓半島情勢に精通していると評価されている」と報道した。新聞は続いて「北朝鮮の攻撃による天安艦沈没事件で韓半島情勢の不透明性が高くなる中、岡田克也外相の意でこうした人事が決まった」と伝えた。