日本の新内閣の小沢反対派を布陣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.07 16:08
日本の新しい首相に選出された菅直人内閣が8日、発足する。執権民主党代表である菅首相は党政を実質的に導く幹事長と官房長官に反小沢一郎性向の人物を布陣させた。
菅首相の構想は民主党の最高実力者である小沢氏の息づかいを最大限排除するという意味で受け入れられている。鳩山首相時代首相は政府だけまとめ、小沢氏が党を掌握してきた「二重権力」システムから脱皮して党政を同時に掌握するという意図が含まれた。しかし党の要職である国対委員長には小沢グループが党代表選挙に対抗馬として立てた樽床伸二衆院環境委員長を抜擢した。日本経済新聞は6日、表では和合を強調したことだが、裏では深刻な対立の火種を抱いた矛盾した人事だと指摘した。読売新聞は小沢グループの支持を受けた樽床氏を要職である国対委員長に任命したことは小沢グループに対する配慮と同時にこれらの反発を牽制しようとする意図だと伝えた。
脱小沢イメージが鮮明な組閣消息が伝わると菅首相体制に対する支持率は鳩山内閣時代に比べ急騰した。朝日新聞世論調査によると菅首相発足に“期待する”という回答が59%を記録した。「一進一退発言」で国民の信頼を失った鳩山内閣支持率が最低17%まで下がった時と比べると大幅の反騰だ。これは日本国民に旧時代政治家と烙印を押された小沢氏に対する解放感と世襲政治家ではない首相の登場に大きな期待感を示したものだと朝日新聞が伝えた。