政府の天安艦事件の調査結果が捏造されたという内容を記した北朝鮮社会団体名義の文書が国内宗教・社会団体に届き、警察が捜査を始めた。警察によると大韓仏教天台宗は２８日、北朝鮮・朝鮮仏教徒連盟中央委員会名義で発送されたＡ４用紙１５枚の分量の文書をファクスで受信した。文書には韓国とすべての関係を断絶するという北朝鮮祖国平和統一委員会スポークスマン声明とともに北朝鮮国防委員会スポークスマンの論評が掲載されていた。祖平統は２０日声明で「逆賊輩党は（天安艦）沈没原因が北朝鮮の魚雷攻撃にあるとでっちあげた調査結果を発表し、内外の世論を誤導している」と主張した。この文書は天台宗を含め、大韓仏教太古宗・真覚宗、韓国キリスト教教会協議会（ＮＣＣＫ）など宗教団体と６・１５共同宣言実践南側委員会にファクスおよび電子メールを通じて伝達した。北朝鮮の対南機構である祖国統一民主主義戦線（祖国戦線）も２９日「南朝鮮人民たちに送る公開手紙」を通じて天安艦事件を「謀略芝居」と規定し、今回の地方選挙で「逆賊輩党をきっぱりと審判しなければならない」と先導した。警察は文書を受けた団体が北朝鮮と交流関係にあった点から推察し、文書を受けとっても届けない団体があると見て捜査中だ。


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