◇韓日中首脳会議で鳩山由紀夫日本首相は、中央日報、中国の新華社通信、日本の日本経済新聞が０６年から毎年共同主催しているフォーラム「韓日中賢人会議」の役割に言及し、注目を集めた。鳩山首相は２９日、「韓日中賢人会議の提言内容が（首脳会談を準備する過程で）有益だった」と強調した。

韓日中賢人会議は３カ国の政界・財界・関係・文化界を代表する元老が１０人ずつ集まり、共同繁栄と和解協力を模索する席。韓日中賢人会議の日本側団長を務める中曽根康弘元日本首相は、今回の首脳会議を控えた１９日、鳩山首相と会談し、賢人会議の報告をした。中曽根元首相が伝えた韓日中賢人会議共同提言内容のうち▽３カ国間の国際標準協力推進▽３カ国大学間の単位交流－－などが今回の首脳会議の成果として反映された。

◇韓日中首脳は「３カ国協力ビジョン２０２０」という文書も採択・発表した。この文書は今後１０年間、３カ国がどのように協力し、どんな努力が必要かを示す一種の「ロードマップ」。

計４１項目からなる「ビジョン２０２０」で強調した協力関係の制度化に関し、３カ国は‘国防対話’を推進することにした。また３カ国企業の領域内投資を活性化するため、投資協定の締結に努力するという内容も盛り込まれた。

「ビジョン２０２０」採択のほか、韓日中間の協力を制度化するため、３カ国協力事務局を来年から韓国に設置・運営することにも合意した。


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