韓国民主化運動助けた針生一郎さん死去
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.28 14:52
1970年代、詩人金芝河(キム・ジハ)氏釈放運動に参加した日本前衛美術評論の大家、針生一郎元日本美術評論家連盟会長が26日、急性心不全症で死去した。84歳だった。
宮城県仙台市出身である針生さんは東京大学研究生時代、超現実主義の影響を受けて美術評論を始めた。50年代初め「美術批評」誌に日本美術界の弊習を批判する文を相次いで発表し、60年代まで日本美術界を代表する評論家として活躍した。79年に発行した「戦後の美術盛衰史」は第2次世界大戦後、日本美術を統括した力作という評価を受ける。美術だけではなく文学・社会など幅広い評論活動を広げた。2000年第3回光州ビエンナーレ特別展「芸術と人権」のキュレーターを担当した。