西・北風の‘二重寒波’で株価下落・ウォン安
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.26 14:23
25日の国内株式市場を混乱させたのは、欧州の経済危機と北朝鮮の脅威という地政学的リスクだった。株式市場の専門家らは当分、国内株式市場がこの2つの影響から抜け出すのは難しいと予想している。特に地政学的リスクは長引かないだろうが、欧州の経済危機は当分、韓国をはじめ世界株式市場を苦しめるという見方が出てきている。
当初は「欧州財政危機は財政危機にすぎない」「韓国に及ぼす影響は極めて制約的」という分析が優勢だったが、今は雰囲気が変わっている。スペインで金融界のリストラが始まり、欧州の社債発行額が急減するなど、財政危機が金融と実物に移る兆候が表れ、株式市場に対する見方が変わった。欧州の実物経済が揺れれば、韓国は輸出に支障が生じ、これが株価に悪影響を与える。
イ・ジョンウHMC投資証券リサーチセンター長は「欧州の危機が景気鈍化懸念に広まっており、当分は株価下落が続くだろう」と話した。ムン・キフン新韓金融投資リサーチセンター長は「株価の値下がりが予想されるが、年金基金が今をチャンスと見なしており、KOSPI指数(総合株価指数)が1530p以下に落ちる可能性は高くない」と予想した。