安保理「北朝鮮制裁案」の採択には中国・ロシアが変数になるもよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.21 08:52
天安艦事件が北朝鮮の挑発という具体的証拠が提示され国連安全保障理事会で急速に視線が移動している。安保理を通じた対北制裁が推進されることが明らかだ。関心の焦点は果たして対北制裁が行われるか、またどんな水準なのかだ。
天安艦事件の安保理回付時点は来週初めの李明博(イ・ミョンバク)大統領の対国民談話以後になる可能性が高い。大統領談話後に発表される韓国政府の対応措置に安保理回付が含まれるものとみられる。現シナリオは国連駐在韓国代表部が安保理議長に北朝鮮制裁を要請する手紙を送るということだ。これで安保理議長は15の理事国の意見を聞いて案件採択可否を決める。理論的には安保理議題採択に米国、イギリス、フランス、中国、ロシアなど5常任理事国が拒否権を行使することができる。しかしこの日提示された物証が具体的なので、中国・ロシアが議題上程段階で拒否権を投げる公算は大きくない。結局、ゲームは安保理回付以後という話だ。