韓電システムでは原発競争に勝てない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.18 15:22
ヨルダンで原子力発電所の受注を逃した。 仏アレバ社のコンソーシアムに敗れた。 昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)の原発を受注した当時とは正反対の結果となった。 勝敗は兵家の常だ。 一度敗れたからといって挫折することはない。 細かく説明する必要がないということだ。
にもかかわらず政府と韓国電力公社(韓電)は「受注を逃したがショックはない」と言う。 「ヨルダン原発は収益性がない」とも述べた。 敗れたのではなくあきらめた、という具合だ。 果たしてそうなのか。 それならなぜ受注戦に加わったのか。
もっと冷静に敗因を分析する必要がある。 そうしてこそ、またUAEの凱歌を奏することができる。 私たちの実力はアレバのような先進企業に劣る。 アレバ社などは総合設計が可能だが、私たちはそうでない。 核心源泉技術もまだ‘自分のもの’でない。 米ウェスチングハウスの裁可を受けてこそ使用できる。 それでもUAEで勝てたのは大統領のおかげだ。 他のものを付けて売ったからだ。 UAEと締結した「同盟国水準の軍事協定」がその例だ。