【噴水台】百歳人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.12 14:41
朝鮮・粛宗の時の1702年11月19日、済州牧で養老祭が開かれた。 80歳以上の男女老人183人と90歳以上の男女老人23人のほか、100歳以上の男女老人3人も参加した。 当時、済州(チェジュ)の牧使だった李衡祥(イ・ヒョンサン)が1704年に著述した済州道人文地理誌「南宦博物志」に残されている内容だ。 済州道の百歳人に関して体系的に作成された最初の公式記録だ。
李衡祥牧使は「耽羅啓録抄」という著述に人の年齢「百歳」についての所感を残したりもした。 「この世で70歳以上ならばすでに珍しい年齢だ。 80、90歳以上の人は国にとってめでたく縁起の良いものといわれる。 まして100歳以上なら極めて貴重な年齢ではないだろうか」。百歳人はまさに人間の寿命の最大限界まで到達した驚異的な存在だったことを表している部分だ。