【時視各角】「韓日中時代」の英語競争力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.04 14:28
最近、21世紀は「韓・日・中時代」「アジアの世紀」になるという主張が台頭している。今月末に開催される韓日中首脳会談は、3カ国が最終的に東アジア連合に進む契機になるだろう。
19世紀は英国の世紀、20世紀は米国の世紀だった。19、20世紀は英語の世紀でもあった。現在4億人が母国語として使用する英語は国際言語地位を確保し、英国と米国が世界を主導するのを後押しした。英語は人的資本の重要要素としても認められている。英語と国家競争力の相関関係を研究した結果によると、英語で意思疎通できる能力は国際貿易拡大を後押しする重大な変数になるという。英語を話せる人が多い国が経済成長も速いという結果も出ている。今この瞬間にも10億人(英国文化院推測)から20億人(フォーブス誌推測)が英語を習っている理由だ。
今後、世界の主導国が変わっても、世界言語秩序のうち英語の覇権は維持される可能性が高い。根拠もある。まず米国は「韓日中時代」にも主導的な国家の一つという地位を維持すると予想される。また「中国は米国を追い越した後すぐにインドに追い越される」という主張が現実化すれば、インドの公用語である英語はさらに大きな力を得る。中国とインドの間ではすでに英語駆使能力をめぐる神経戦が繰り広げられている。‘英語強国’になることがIT産業など先端産業分野で強国になる条件だと認識している中国は、英語でインドを上回るための政策をとっている。