失敗が機会になった宇宙産業…日本「ドッキング技術は世界最高」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.12 10:52
日本鹿児島県から船で1時間半の距離にある種子島宇宙センター。外国の人工衛星では初めて韓国の多目的衛星「アリラン3号」が来年打ち上げられる場所だ。記者が訪問した8日、宇宙センターには、来月18日に金星に打ち上げる探査機「あかつき」(PLANET-C)の設置のため、日本各地から宇宙専門家が集まっていた。「あかつき」を載せるロケットは名古屋の三菱重工業が製造したもので、船で種子島西側の島間港に到着した後、宇宙センターに移される。
日本が初めてロケット開発に関心を向けたのは軍事的防御戦略のためだ。北朝鮮のロケット発射などを探知できる偵察衛星の打ち上げが至急だった。現在保有する宇宙ロケット技術だけでも、日本は1万キロ以上を飛行する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を製造できる能力を十分に備えている。同時に欧州と米国・ロシアが掌握するロケット市場に参入するという計算だ。