「ポーランド現代史で最も悲劇的な事件」… 全世界哀悼声明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.12 10:33
大統領と数十人の国家リーダーを一瞬に失ったポーランドは深い悲しみに陥った。ドナルド・トゥスク首相は「ポーランド現代史で最も悲劇的な事件」とした。内閣制国家であるポーランドの大統領は象徴的国家元首で、主要国家政策は首相が管掌する。現地メディアは首都ワルシャワの大統領宮前に涙を流す市民たちが行列していると伝えた。都心のピルスドスキ広場ではカチンスキ大統領を追悼する行事が行われている。国民は11日午後大統領夫妻の遺体がロシアからワルシャワに運ばれる姿をテレビを通じて見守った。この日、ポーランドのすべての聖堂では追悼ミサが行われた。前教皇ヨハネパウロ2世の生まれたポーランドは国民の95%がカトリック信者だ。
世界各国も悲しみをともにした。バラク・オバマ米国大統領は事故直後、トゥスク首相に電話をかけて「カチンスキ大統領は人間の尊厳と自由のために献身したリーダーだった」と伝えた。米国国務省は別途の哀悼声明を出した。