【社説】韓米共同「天安」沈没原因究明にかかる期待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.06 10:41
政府が海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没原因究明作業に、米国など国際的な爆薬・海洋事故専門家の参加を公式要請したのは望ましい。「天安」沈没はすでに国際的な事件であるからだ。韓国軍艦の沈没という韓国の問題であるため、単独で調査をしても誰も批判することはないだろう。そうする力も十分にあるという。しかし非常に重大な事件であるうえ、疑いの目も北朝鮮に向いているため、外国の専門家の参加は大きな力になると予想される。特に韓半島の安保に対して共に責任を担う米国の参加はさまざまな側面で期待できるところが大きい。
「天安」沈没の原因に北朝鮮を疑う雰囲気がますます強まっている。南北海軍の間で何度か交戦が行われた西海(ソヘ、黄海)上で発生したためなおさらだ。1200トン級規模の軍艦があっという間に二つに割れたという点で、北朝鮮の軍事的攻撃以外に原因はないという意見もある。しかし北朝鮮に対する疑心は事件収拾と原因究明が十分に行われるまでは取り上げるべきではない。疑心が強まると事件を正しく収拾できない可能性もある。韓国の国際的な信望が落ちる危険性もある。