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犬童一心監督「ソン・ガンホと映画を撮りたい」(1)

ⓒ JES/中央日報日本語版2010.03.16 15:58
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「ジョゼと虎と魚たち」(04)、「メゾン・ド・ヒミコ」(06)、「黄色い涙」(07)などを通じて感覚的な映像と独特の表現法で有名な日本の犬童一心監督が来韓した。広末涼子をヒロインにした新作「ゼロの焦点」の25日の公開を控えてだ。「ゼロの焦点」は京畿道富川ファンタスティックスタジオでも外国映画初、一部場面が撮影された。

 
▲くもりの日だけ選んで撮影

--「ゼロの焦点」は日本推理文学1世代の小説家、松本清張の誕生100周年を記念して映画化された。この映画が伝達したいメッセージは何か。

「韓国の作家、黄順元(ファン・スンウォン)の『夕立ち』ほど日本では有名な作品だ。「ゼロの焦点」原作小説はそれほど日本で有名な小説だ。日本の観客の大部分が映画内容を知って見ている。韓国では原作小説が知られていない状態で観客たちに公開されるわけで、反応がまた気になる。映画で夫のミステリーな死の背後を探っていく女性の姿を通じ、戦後世代が犯した過ちを象徴的に見せようとした」

--原作の雰囲気をいかすためにくもった日だけを選んで撮影したと聞いた。

「映画の背景になる日本の石川県金沢地方は、人々の間で天気がいつもくもりだという認識が強い。そのイメージを映像に表現するため、色と光で雰囲気を生かそうと気を使った」

▲完熟美、広末涼子と3度目の撮影

--広末涼子とは3度目作業だったが。

「彼女がデビュー初期に出演したテレビドラマのメイキング映像を私が撮影し、その後、4時間のスペシャルドラマ『愛と死を見つめて』の演出者としてまた会った。今回が3度目だ。以前に会った彼女は少女だったし、今回は結婚した女性の役だからか成熟した美しさを映すことができた」

--韓国の俳優や監督の中に注目する人がいるか。

「ボン・ジュノ監督の『殺人の追憶』『母なる証明』2編ともおもしろく見たし、個人的にも何度か会って好きな韓国人監督だ。パク・チャヌク監督作品も好きだ。韓国の俳優たちは日本に比べて演技の変身に大胆なようだ」




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