「匂い」

「推奴」は強い馬草のにおいのするドラマだ。追って追い回される男たちの汗のにおいが見ている側まで漂う。数カ月目、野外撮影は疲れるものでも疲れを知らずにいるという。「チャン・ヒョクやイ・ジョンヒョクら、すべて同輩なので撮影場で気が合います。そして『僕の妻はスーパーウーマン』が終わって本当に男らしい役をしてみたかったんです」ロマンチックコメディー（『ファンタスティックカップル』『僕の妻はスーパーウーマン』）で人気を博したが「強いドラマ」が合っているという。「じっとしていられず、外に出たいタイプなので、野外撮影も楽しくやっています。普段行けない生態保護区域にも行くじゃないですか。私は寒さもへいちゃらだし、眠れなくても平気」ドラマでは知・徳・体完璧な男、現実はあっけらかんとした独身男だ。「作品を選ぶときや女性を見るときも、ほかの人は高望みをするというが…」

「味」

かぞえで３５歳。「今やっと演技の味がわかる」と話した。「２０代では４０くらいには事業をしなくてはと思ったが、このごろはこのまま俳優をしながら老けたいと思います。これまで紆余曲折が多かったのですが、すべて忘れたし、もう演技にだけ没頭しながらいけそうです」またクリック数が上がるものと予想される場面、もうすぐ公開される。追撃戦の合間に切ない心を表現してきたテハとヘウォンのキスシーンだ。「アシ畑でのアクションシーン、青軍との戦闘シーンと嗚咽シーンほど上出来」と言った。３日、９話が放送される「推奴」は、済州島で仁祖の孫を救って前半部が終わる。演出のクァク・ジョンファン氏は「今までが１対１の追撃戦だったら、これからは登場人物たちの過去が互いにからみながら話の幅が広がる」と予告した。

写真＝「推奴」で追い回される武官ソン・テハを熱演中のオ・ジホ。「時代劇で自然に見せたくて鼻・あごひげをつけずに伸ばしている」と言った。

ソン・ヒョンジュ大学生写真記者（後援：ｃａｎｏｎ）