【グルメ】ソウル4大キムチチゲ名家(1)「クルタリ食堂」
ⓒ 中央日報日本語版2010.01.28 11:18
「クルタリ食堂」のキムチチゲは冷麺の器に盛られて出る。1977年、ソウル麻浦区桃花洞(マポグトゥ・ファドン)のクルタリ(橋)の下に店を開いた当時、隣近には印刷工場が整然と立ち並び、地下鉄工事も盛んだった。工場と工事現場の人たちはお腹をすかせると、この「クルタリ食堂」を訪れた。
ある日、主人キム・ジョンスクさん(76)が得意先にサービスで特別メニューを出したところ、その人気はたいそうなものだった。メニュー1つだったソルロンタンの牛肉サゴルのスープにキムチと豚肉を入れて煮込んだキムチチゲがそれだ。結局、常連たちのリクエストでキムチチゲをメインメニューとして売り出した。早く職場に帰らなければならない人々のためにあらかじめ煮込んでおいた。ふんだんな量は基本だった。この伝統が今まで続いている。