【コラム】IT強国の明暗、速度への執着を捨てよう
ⓒ JES/中央日報日本語版2010.01.27 10:59
超高速インターネットの平均速度は韓国が世界1位という調査結果が出てきた。世界的ウェブトラフィック専門会社アカマイの昨年7-9月期のインターネット現況報告によると、韓国のインターネット平均速度は14.6Mbpsで世界1位だった。また韓国は速度増加率も高い。通貨危機後の景気浮揚策の核心としてIT産業育成を選択し、全国的な超高速インターネット網の設置に力を注いだ金大中(キム・デジュン)政権から10年が経過していることを考えると、こうした調査結果が出てくるのは当然かもしれない。
しかしその中身はどうか。以前に流行したウェブ2.0について考えてみよう。韓国が初期のインターネット文化を先導したことは事実だ。しかしグーグルとユーチューブの登場後、さまざまな世界的なサービスが次々と生まれたが、トレンドがウェブ2.0に移った後、大衆の共感が得られるほどの新しいサービスを作り出しただろうか。思いあたるのはG-DRAGONの加入で話題になったme2DAY程度だが、これもまた巨大インターネット企業のネイバーが買収した後、あるサイトのトラフィックに頼って定着したサービスだけだ。