【社説】国会、違憲法律まで放置するつもりか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.04 11:45
国会が混迷する中、新年を迎えた。野党のデモの中、新年の予算などを与党が単独に処理することで「21世紀の新しい10年」の朝を迎えた。こうした風景ほど今年の国会の見通しも明るくない。今後の政治日程を考えてみれば、良くなるより、より悪化する要因ばかりである。
11日、忠清(チュンチョン)地域に建設する行政中心複合都市・世宗(セジョン)特別自治市の代案が発表されれば、政局はもう一度揺れ動くことになるだろう。2月に臨時国会が開かれても世宗市の問題に押されて、他の諸懸案はいずれも後回しにされる可能性が高い。6月2日には統一地方選まで予定されているから、政治的攻防の程度が日増しに強まる可能性が高い。
しかし、韓国の国会がこうした具合で政治的攻防ばかり展開していても良いほどのんびりできる状況だろうか。臨時国会まで開かれ、予算案や付随の法案など急がれるいくつかが処理されたものの、残りの案件はすべて持ち越した。昨日まで国会に係留中の案件が法律案4477件を含め計4604件に上る。中には予算案ほどではなくても、いますぐに処理しなければいけない案件が1つや2つでない。