【社説】国会の怠業で善良な国民を前科者にするな
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.30 12:26
「従業員が罪を犯せば、事業主も共に罰する」というのが両罰規定だ。この規定は2年前に憲法裁判所(憲裁)が毒薬条項(ポイズンピル)だとして、違憲とした決定により廃棄処分された。それでも相当数の諸法律に依然毒草のように残り、国民の生活を締めつけているという。
原因はただ一つ。国会が関係法を適時に整備しなかったからだ。そのため毎年6000人を上回る国民が悔しくも処罰されているという。いったい何のための国会であり、誰のための国会議員か。両罰規定は「ひとりが違反行為をした場合も、全体の責任」という軍事文化の遺物であり、5.16軍事政変(1961年5月16日に起きた軍事クーデター)の直後に導入された。