【社説】双竜車、これが最後の回生機会だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.18 18:05
法定管理(日本の会社更生法に相当)中の双竜(サンヨン)自動車の回生計画案が17日、裁判所に認可された。 最大債権者である海外投資者の反対のため債権団表決で否決されたが、裁判所は双竜車の回生案に対して強制認可を決定した。 裁判所は双竜車役職員の自救努力と回生意志が明らかである点、清算した場合は大量失業とともに協力会社の連鎖倒産など社会経済的な影響が大きいという点を勘案し、このように決定したという。 各種の厳しい条件にもかかわらず、双竜車が起死回生できる最後のチャンスを与えたのだ。
われわれは、双竜車労組が回生の前提条件である人員削減に反対し、5月から77日間繰り広げたストライキが双竜車をどのようにがけっぷちに追い込んだかをはっきりと記憶している。 それによる生産への支障、自救努力の遅延にもかかわらず、裁判所はもう一度双竜車に再起の門を開いた。 しかしその門を通過したからといって双竜自動車の生存が保障されるわけではない。 今後解決すべき数多くの難関の最初の関門を越えただけだ。 双竜車の経営が正常化するには、まず減資を通して資本蚕食から抜け出さなければならず、最終的には経営の責任を負う新しい買収者を探さなければならない。 前途は険しい。