双竜自動車再起に追い風、裁判所が再建計画案を強制認可
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.18 10:27
ソウル中央地裁は17日、双竜(サンヨン)自動車法定管理人が提出した再建計画修正案について、強制認可の決定を下した。これにより双竜自動車は再建計画案に基づいて事業を継続できるようになった。全債務のほとんどの元金と利子を3年以上猶予され、再建手続きを踏みながら海外売却を進める。
裁判所はこの日、「双竜自動車の管理人が提出した最終再建計画案が、債務者の再建および破産に関する法律が要求する公正・公平の原則と清算価値保障など認可要件を備えていると判断される」と明らかにした。裁判所は、海外転換社債債権者(3795億ウォン)が再建計画案に反対の意思を示していることに対し、▽再建手続きの進行経過や最近の営業実績などから把握される現実的な見通し▽管理人と経営陣、従業員の再建に対する能力と意志などを考慮して強制認可を決定したと明らかにした。また債権者の実質的な賛成比率は65.5%と法定可決要件の66.7%に近い上、今月11日の関係人集会で債権者のうちほとんどが再建案に同意したことも考慮した。
これと関連し双竜自動車の海外債権団は明確な立場を明らかにしていない。国内債権銀行の関係者は、「海外転換社債保有者らは香港を根拠地として行動統一をしてきたため、近く会議を招集し訴訟提起などの対応策を話し合うものとみられる」と述べた。別の関係者は、「実際に破産する場合には海外債権団も資金をすべて失うため利得はない。海外債権団が非協力的なのは少しでも有利な条件を引き出すための戦略だろう」と分析している。