金正日総書記、放置していた羅先特区訪問の理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.18 10:16
金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が北朝鮮の自由経済貿易地帯である羅津・先鋒市(羅先市)を訪問したと朝鮮中央通信が16日、報道した。この通信によると金委員長は羅先大興貿易会社などを訪問し「対外活動を進攻的に行い、対外市場を絶えず広げていかなければならない」と強調した。特に羅先市内を視察し「重要な対外貿易基地のひとつなので将来性がみられるよう市の党及び行政事業に特別な関心を向けなければならない」と述べた。金委員長のこの動きは今年の9月、経済省庁幹部たちに積極的外資誘致を指示したこととかみ合っているものとみられる。
北朝鮮は1991年12月、咸北(ハムブク)最北端の羅津市と先鋒郡を合わせて自由経済貿易地とした。政府当局者は「過去、金正日委員長が羅津・先鋒を訪問したという諜報はあったが、官営メディアが公式報道したのは初めて」と述べた。今回の訪問はデノミを含め、経済管理路線変更を推進する中で行われたため注目を集めている。