【ニュース分析】出口戦略・雇用創出のバランスがカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.11 10:05
来年の経済政策方向のキーワードは「雇用」だ。景気指標が改善しているが、雇用の体感温度が改善しなくては国民が景気回復を実感することはできない。大統領主宰の国家雇用戦略会議を新設して大統領が直接雇用問題を取りまとめるということもこうした問題意識から出てきた。国家雇用戦略会議は雇用創出の長期・短期の障害を取り除くコントロールタワーの役割をするものと期待される。
財政・金融などマクロ経済で拡張基調を当面維持することにしたことも雇用市場の低迷と相対している。今年の就業者数は昨年より7万人減少する見通しだ。世論調査で一般国民が来年の経済政策で最も望んでいることも「雇用創出と庶民生活の安定」が72.6%(複数回答)に上った。