3年間で12倍成長の世界炭素市場、韓国が狙う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.03 17:32
二酸化炭素(CO2)など温室ガスを排出する権利(炭素排出権)を取引する「炭素市場」が急速に拡散している。世界二酸化炭素市場の取引規模は05年の108億ドルから昨年は1263億ドルへと3年間で12倍に成長した。ヨーロッパや日本など先進38カ国が「2008年から2012年までに温室ガス排出量を1990年基準で平均5%減らす」と約束したのが背景だ。
先進国は97年、「京都議定書」という国際協約を結んだ。この協約に基づき、国や企業が温室ガス削減義務を果たせない場合、足りない分の炭素排出権を買い取らなければならない。一方、温室ガスの排出が決められた量より少なければ、炭素排出権を売ることができる。