【ドバイショック】現地韓国企業の影響は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.02 10:04
バンド建設・ソンウォン建設などドバイで不動産開発事業を進めてきた中堅企業も分譲を終え、ほとんどがドバイから抜けている。 ソンウォン建設のパク・チャンピョ・ドバイ支社長は「現在ドバイで進行中の工事は道路庁が発注したもの」とし「発注が増えているアブダビの工事入札にも参入し、ドバイ以外に事業領域を広めている」と明らかにした。
金融機関も特に影響はないと予想される。 ドバイには国内4銀行と保険2社も事務所を置いている。 ドバイ政府が認可しなかったため、国内の銀行・保険会社は現地営業をしない事務所としてのみ運営されてきた。 コリアンリ保険ドバイ事務所のパク・ハシク所長は「金融機関は計画に支障が生じるほど打撃を受けることはない」と伝えた。
問題は時間差をおいて押し寄せる間接的な衝撃だ。 ドバイワールド事態が金融市場をさらに冷え込ませる可能性があるということだ。 今年に入って新車販売が半分に減った自動車市場が代表的な例だ。 自動車販売が急減したのは、外国人労働者が離れたせいもあるが、銀行圏の信用問題がもっと大きい。 資金が不足するドバイ銀行が信用貸出基準を月所得3000ディルハム(94万ウォン)から2万ディルハム(630万ウォン)に引き上げ、自動車を割賦で購入する道が狭まったのだ。