【金東鎬の日本リポート】現代車、日本市場再挑戦で成功するには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.30 09:55
日本ではトヨタ自動車のレクサスよりもドイツのBMWやベンツのほうが認められている。アウディやフォルクスワーゲンの人気も高い。西洋に対する憧れが強い日本人にとって、ヨーロッパ車は最初から点数を得ている。一方、アジアの製品は一枚下だという認識が強い。日本が世界最高を自負する自動車・電子製品についてはなおさらだ。
その市場に現代(ヒョンデ)車が参入したのだから最初から難しいゲームだった。現代車はもっと緻密な戦略を立てるべきだった。車が韓国とは逆の左側を通行する点を考慮し、ハンドルを右側に付けて中型車を出したのが最初の誤りだ。日本で相当数の輸入車はハンドルの位置を選択できるよう輸入許可を受けている。日本では左ハンドルがかっこいいという認識があるからだ。小型車を好む日本市場に「グレンジャー」「ソナタ」を出したのも敗因だった。スタイルは目を引くものがなく、価格面のメリットもなかった。自動車市場の競争が激しい日本では、中型車が200万円(約2600万ウォン)程度であり、現代車は円高にもかかわらず価格競争力さえなかった。