20キロ落とした演技でキム・ミョンミンに栄光
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.07 11:29
「私の愛、私のそばに」で主演男優賞と人気賞を受賞したキム・ミョンミン(37)は、この日、授賞式に出席することができなかった。全身がまひしたルー・ゲーリック病患者を演じるために20キロを減量した後遺症で入院中だったからだ。一緒に映画に出演したベテラン俳優のナム・ヌンミが代わりに賞を受けた。ナム・ヌンミは「キム・ミョンミンさんは本当に受賞するに値する。先輩として起立拍手を送りたい」と彼を祝福した。ドラマ「ベートーベンウイルス」の天才コンダクターのカンマエや「白い巨搭」の冷徹な外科医チャン・ジュンヒョク、「不滅の李舜臣」の悩める将軍李舜臣…。作品ごとに100%没頭する演技で自分を捨て、キャラクターを浮上させる彼のこだわりが改めて認められる瞬間だった。
テレビドラマでは「演技の天才」と呼ばれたキム・ミョンミンだったが、実は映画とはあまり縁がなかった。2001年「鳥肌」をはじめとし「リターン」(2007年)、「無防備な都市」(2008年)などで主演を演じたが、大きく注目されることはなかった。今年、大鍾賞主演男優賞が映画で受けた初の演技賞だ。