「対北朝鮮コメ支援は南北当局間の会談後に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.21 17:00
北朝鮮が16日の南北(韓国・北朝鮮)赤十字実務接触で人道的支援を要請したことに関し、政府当局者は17日、「今後の南北接触状況によって赤十字社レベルの緊急人道支援は行う方針」と明らかにした。この当局者は「16日の北朝鮮の要請は赤十字社を通したものであり、政府も緊急人道支援はするという立場を明らかにした」とし「トウモロコシ1万-3万トン(35億-105億ウォン分)と緊急救護物品は支援可能だというのが政府内の雰囲気」と述べた。
‘コメ’についてはすぐに支援できないという立場だ。 政府関係者は「過去の政権で借款形式で提供したコメ支援を無償支援に転換し、国際機構水準の分配モニタリングシステムを用意しようと考えている」とし「このためにも当局間の会談が前提ならなければならない。過去にもコメ支援は当局間協議で行われてきた」と強調した。
この関係者は「肥料支援は‘季節的に急がれる支援対象’の品目に含まれない」と述べた。 北朝鮮は16日の赤十字実務接触で具体的な品目と数量を提示せずに支援を要請し、韓国側は「検討する」とのみ答えた。 他の政府当局者は「核問題に進展がなければ、過去のようにコメや肥料を数十万トンずつ支援できないというのが政府の確固たる立場」と述べた。