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【噴水台】いのしし

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.18 15:35
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世宗13年(セジョン、1431年)8月。江原道淮陽府(カンウォンド・フェヤンブ)から講武場の狩り禁止令を解除してくれという上訴があった。講武場は王様と臣下たちが狩りをして武芸を鍛えた所ゆえ、私的な狩りを禁じた場所。その結果、いのししが増えて周辺農家に被害を及ぼしているという内容だった。

 
当然、禁漁令を解除して被害を防げという措置が下された。文宗1年(1451年)にも同じ報告がされると、今度は司僕寺の公権力を投入し、いのししを退治せよという命が下る。

中宗(チュンジョン)13年(1518年)1月には京畿道坡州(キョンギド・パジュ)でいのししが睿宗(イェジョン)の妃、章順(チャンスン)皇后韓(ハン)氏の御陵である恭陵に危害を加える怪変が発生した。中宗は「いのししの所作とは言うが、尋常ではない災異だから適切に大神を送って祭祀を執るようにしなければならない」と対応、「自然の警告」に敏感な反応を見せた。

14日、京釜(キョンブ)高速道路で200キロの大型いのししが車と衝突する事故が起こった。いのししの大きさに驚くだけで、初めての事故ではない。いのししの群れの襲撃による農作物の被害は深刻な問題になってから久しい。最近3~4年間、ソウル市内を疾走して捕獲されるいのししまで後を絶たない。

いのししの過剰繁殖と大型化は韓国だけの問題でもない。昨年の夏に公開された映画「チャウ」で人間を攻撃した巨大いのししの規模ではないが、2004年6月、米国ジョージア州アラパハでは重さ450キロの怪物が捕まった記録がある。日本の地方自治体も電気塀の設置に補助金を支給するなど被害防止対策に頭を痛めている。

朝鮮(チョソン)王朝実録に登場するいのししの事件が禁猟措置による個体数調節失敗の結果なら、21世紀のいのししの拡大は人間が捕食者たちに代わって掃除したためだ。多様な開発で生息空間が減るにもかかわらず、トラやオオカミのような天敵たちがいないので数が減らないのだ。いのししと家畜豚の間の雑種が山に帰り、もっと旺盛な繁殖力を見せるという報告もある。

宮崎駿のアニメーション「もののけ姫」でいのししは本来、山の神の象徴だが、人間たちによって居場所を奪われ、祟り神に変わって災難を浴びせる。結局、捕獲だけが現実的な代案である状況、いのししが本当の災いになる前に人間が元気な捕食者の役割の代わりをすることも悪くないようだ。

ソン・ウォンソプJESコンテンツ本部長

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